スマイル技術で輝く
技術コンテスト受賞の
原動力
精肉バイヤー
Iさん
新卒入社9年目
店舗で磨いた技術とお客様目線を武器に、精肉チーフから商品部バイヤーへ。
「毎日が本番」というプロ意識で、仕入れを“スマイル”につなげる若手の現在地を聞きました。
ブランドメッセージ「スマイルスーパーマーケット」の根っこには、同社の理念「感謝の商い」「薄利多売」の精神。その両輪をどう現場と仕入れに落とし込むのか——。
「生き物」を扱う面白さ。精肉バイヤーの仕事とは
インタビュアー
本日はよろしくお願いいたします。まず、学生の方にも分かりやすく「精肉部門のバイヤー」がどのようなお仕事なのか教えていただけますか?
Iさん
よろしくお願いします。精肉部門のバイヤーと一言で言っても、実は大きく2種類あります。牛・豚・鶏などの「生肉」を買い付けるバイヤーと、ハムやベーコンといった「加工品」を買い付けるバイヤーです。
加工品のバイイングは、メーカーの商品に対して原価交渉を行うなど、他の部門の仕入れに近いかもしれません。一方で生肉のバイヤーは、相手が「生き物」であるという点が大きく違います。当然、一つひとつに個体差がありますから、自分の「目利き」が重要になります。
牛肉の等級や霜降りの入り具合などを見極め、お客様が求めている品質のものを、競りなどを通して適正な価格で仕入れる。ここに、他部門にはない面白さがありますね。

インタビュアー
私たちが日々、手頃な価格でおいしいお肉をいただけるのは、Iさんたちバイヤーの活躍があってこそなのですね。
Iさん
そうかもしれません。仕入れは、販売価格に直接影響する部分なので、大きなやりがいを感じます。
店舗から本部へ。視点を変えて見えた、新たな挑戦
インタビュアー
Iさんは店舗の精肉部門を経験された後、バイヤーになられたと伺いました。店舗での経験は、現在の仕事にどのように活かされていますか?
Iさん
店舗と今の商品部とでは、求められる視点が全く違います。店舗では目の前のお客様や商品、自分の店舗のことが中心でしたが、商品部では会社全体を俯瞰して物事を考える必要があります。
もちろん、店舗で培った商品知識や、どれくらいの在庫が適正かといった感覚は、バイヤーとして働く上で間違いなく活かされています。ただ、それだけでは通用しない部分も多く、今は上司からも「考え方を変えていかなければいけない」と指導を受けながら、日々学んでいるところです。
インタビュアー
視野が広がり、素晴らしいキャリアを歩まれていますね。
Iさん
はい、これまでとは違う視点を得られていると実感しています。

未経験からプロへ。成長を支える充実の研修制度
インタビュアー
店舗スタッフからバイヤーへという大きなキャリアチェンジを実現できた背景には、会社のどのようなサポートがあったのでしょうか?
Iさん
入社1年目の頃、毎月のように同期の若手社員が1つの店舗に集められ、精肉のトレーナーから直接、商品化の技術を教わる研修がありました。実は私、大学は工業系で、飲食のアルバイト経験すらなかったんです。それでもプロとして成長できたのは、このOJTで基礎を固められたからだと思います。
インタビュアー
技術面でのサポートが手厚いのですね。
Iさん
はい。それだけでなく、階層別の研修も頻繁にあります。新入社員はもちろん、部門の責任者であるチーフや店長にも研修があり、それぞれの役職で次のステップに進むために必要な知識やマネジメントを学ぶ機会が用意されています。こういった成長できる仕組みが、会社全体に整っていると感じます。
才能が輝く舞台。「スタッフ・オブ・ザ・イヤー」での評価
インタビュアー
Iさんは、社内コンテスト「スタッフ・オブ・ザ・イヤー」でも高く評価されたと伺いました。これはどのようなイベントなのでしょうか?
Iさん
大阪屋ショップには50以上の店舗がありますが、普段は他の店舗のスタッフがどれほどの技術を持っているのか、直接見る機会はほとんどありません。「スタッフ・オブ・ザ・イヤー」は、全店舗のスタッフを対象に、その技術力を高め合う場として初めて設けられたイベントです。
自分の実力が会社の中でどのレベルにあるのかを試す絶好の機会ですし、他のスタッフから刺激を受けることもでき、モチベーションアップに繋がりました。

インタビュアー
どのような点が評価されたのでしょうか?
Iさん
コンテストだからといって、特別な練習をしたわけではありません。私たちの仕事は、毎日お客様に商品を提供すること。ですから、私の中では「毎日が本番」であり、「毎日がコンテスト」なんです。
日々の業務一つひとつ、商品1パックに至るまで、常にお客様に見られているという意識で仕事をしてきました。その積み重ねが、評価に繋がったのだとしたら嬉しいですね。
チャンスを掴み、さらにその先へ。
スーパーマーケットのプロを目指して
インタビュアー
バイヤーという新しいキャリアをスタートされて、今後の目標についてお聞かせください。
Iさん
バイヤーに配属されてまだ2ヶ月ほどなので、まずは一日も早く一人前になり、自分の考えを反映したバイイング業務を0から100までできるようになることが直近の目標です。店舗のチーフからバイヤーへ抜擢していただいたこのチャンスを確実に掴み、会社の期待に応えたいです。
インタビュアー
さらにその先のキャリアについては、どのようにお考えですか?
Iさん
私は入社してから8年間、精肉一筋でやってきました。その知識は私の強みですが、スーパーマーケットという大きな括りで見ると、惣菜やグロサリーなど、他の部門のことはまだ分かりません。 将来的には、精肉のプロフェッショナルになった後、他の部門の知識も吸収し、スーパーマーケット全体のプロと呼んでいただけるような存在になるのが大きな目標です。
インタビュアー
会社の成長と共に、ご自身のキャリアも広がっていくのはワクワクしますね。本日は貴重なお話をありがとうございました。
Iさん
ありがとうございました。
