スマイルで地域に届ける
業務推進から挑む
ネットスーパー革命
業務推進課 主任
Uさん
新卒入社11年目
店舗経験を土台に、本部・業務推進でネットスーパー導入や自動発注の仕組みづくりを担当。
「スマイルスーパーマーケット」を実装するために——地域の買い物の選択肢を増やし、現場の負荷を軽くし、見えにくい価値をかたちにする。その挑戦を、現場と本部の両視点で語ってくれました。
インタビュアー
本日はよろしくお願いいたします。今回は、学生の皆さんが抱く「スーパーマーケット=店舗」というイメージを越えて、本社での多様な仕事の魅力を知っていただくために、Uさんにお話を伺います。
特に、ネットスーパーという新しい事業の立ち上げに携わられたご経験を通じて、会社の新たな挑戦や社会貢献についてお聞きできればと思います。
Uさん
よろしくお願いいたします。
地域の「買い物」を支える。ネットスーパー導入プロジェクト
インタビュアー
まず、Uさんが担当された「ネットスーパー導入プロジェクト」について教えてください。どのような役割を担われたのでしょうか?
Uさん
導入初期は、主に店舗でのオペレーション構築と指導を担当しました。お客様から注文が入った商品を、スタッフがどのように売り場から集め、梱包し、お客様にお届けするか。その一連の流れを、いかに効率良く、スピーディーに進められるかという点に重点を置いて、仕組み作りと指導を行いました。

インタビュアー
ネットスーパーは、どのようなお客様を想定したサービスなのでしょうか?
Uさん
やはり、お仕事で忙しい子育て世代の方や、様々な事情で外出が難しいご高齢の方が主な利用者層になると考えています。実際に、県外にお住まいのお子さんが、富山のご両親のために注文してあげる、という使い方をされているケースもあります。
インタビュアー
離れて暮らす家族を繋ぐ役割も担っているのですね。
Uさん
はい。直接買い物に連れて行ってあげられなくても、ネットを通じてご両親の安否を確認しながら、必要なものを届けてあげられる。そんな新しい家族の関わり方を支えるサービスにもなっています。お客様から「すごく助かった」と感謝の言葉をいただくこともあり、社会の役に立っていると感じる瞬間ですね。
「社内転職」のようなキャリアチェンジ。店舗から本社へ
インタビュアー
Uさんは、店舗勤務の経験もあると伺いました。
Uさん
はい。キャリアの最初の7年ほどは、店舗の青果部門で野菜や果物を担当していました。3年ほど前に現在の業務推進課へ異動してきたので、今も日々新しいことを学んでいる最中です。
インタビュアー
店舗から本社へ異動されて、いかがでしたか?
Uさん
まさに「社内で転職した」ような気分でしたね。仕事内容が全く違うので、最初は戸惑うことも多かったです。店舗では、商品を並べてたくさん売れれば「良かったな」と成果が目に見えましたが、本社の仕事はすぐに結果が出るものばかりではありません。特にネットスーパーのような新規事業は、お客様の反応が直接見えづらい難しさがあります。
インタビュアー
その難しさは、どのように乗り越えているのですか?
Uさん
まだまだ手探りの部分も多いですが、この仕事には明確な「正解」がありません。だからこそ、様々な部署と連携しながら、より良いサービスを目指していく過程そのものにやりがいがあるのかもしれない、と感じ始めています。今までやってきたことが、いつか未来の成果に繋がると信じて、模索を続けています。

多様な部署との連携が、新しい価値を生み出す
インタビュアー
新規事業を進める上で、他部署との連携が重要になるのですね。
Uさん
はい。例えばネットスーパーで扱う商品一つとっても、商品の特性を熟知している各部門のバイヤーと連携しなければ、お客様に自信を持っておすすめすることはできません。普段は関わりの少ない部署の方とも積極的にコミュニケーションを取る必要があります。
インタビュアー
コミュニケーションで心がけていることはありますか?
Uさん
初対面でも「この人、話しにくいな」と思われないように、挨拶や笑顔といった基本的なことを大切にし、話しやすい雰囲気を作ることを意識しています。私たちのプロジェクトは、私一人では決して成り立ちません。会社全体を巻き込みながら、チームとして協力していく姿勢が不可欠です。
全ての世代に愛されるサービスを目指して
インタビュアー
最後に、ネットスーパー事業の今後の展望についてお聞かせください。
Uさん
この事業は、すぐに大きな利益を生むものではなく、未来に向けた投資だと考えています。今はまだ知らない方も多いですが、若い世代が年を重ね、ライフスタイルが変化した時に「あって良かった」と思っていただけるサービスに育てていきたいです。
インタビュアー
時代の変化に合わせた、新しい買い物スタイルの提案ですね。
Uさん
はい。最終的には、特定の世代だけでなく、誰もが気軽に使えるサービスになるのが目標です。お店に行ける時はお店で、難しい時はネットで。お客様がその時の状況に合わせて自由に買い物を楽しめる、そんな選択肢の一つを提供することで、「近くに大阪屋ショップがあって良かった」と思っていただけることが一番の喜びです。
インタビュアー
店舗の枠を越えて、お客様の「スマイル」を創造する。そんな本社の仕事の魅力が伝わってきました。本日はありがとうございました。
